ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社

トップメッセージ

代表取締役社長 藤田元宏

デジタルとオフラインとの更なる融合を図り、
他社にはできない価値提供を実現するビジネスモデルの確立を目指す

現在、私たちのまわりでは、国際情勢の変動に端を発したエネルギーコストの高騰や為替の変動などにより生活物資の急激なインフレへの傾斜がはじまる一方で、新型コロナウイルスの感染が再び拡大するなど、不安定な状態が続いています。お客さまの消費行動も、そうした状況を受け、これまでとは大分異なる傾向が顕著となり、私どもの経営におきましても変化に柔軟に対応していくことがたいへん大事な局面を迎えております。

当社は、中期経営計画に掲げた「デジタルを基盤とした構造改革を推進し、次代の礎を築く」を基本にオリジナルスマートフォンアプリ「スキャンアンドゴー」の機能を刷新するなどして、さまざまなシーンでのお買物体験を実現するマルチチャネルサービスに向けて取り組みを推進しています。また、新たな野菜の栽培技術を志向するPLANTX社と協働で準備してきた植物工場が本格稼働となりました。科学技術により水資源や土壌などへの環境負荷を軽減したサスティナブルで安全な、おいしいレタスを、当社が商品開発から販売まで一貫してデザインすることで、高鮮度な状態で食卓にお届けできるようになり、更なる販売の拡大に取り組んでいるところです。

お客さまとの接点の場として最も重要と考える店舗については、デジタルの開発と歩調をあわせながら新たなお店のあり方を試行する取り組みを、マックスバリュおゆみ野店やマルエツ 船橋三山店、カスミのブランデ並木店、研究学園店で進めました。今後もこうした取り組みを更に進化させ、デジタルとの更なる融合を図り、お客さまへのサービスにおいて当社独自の利便性やエンターテインメント性などを含んだ提供価値を生むビジネスモデル確立のため、進化させてまいります。

さらに、環境問題をはじめとするさまざまな地球的課題に対しても、その解決策を事業の中に取り込んで成長していくことを推進していきたいと考えています。私たちが社会とともに長く存続するためにはサスティナブルな経営は欠かせません。当期もグループ全体で未来を志向し、サスティナブルな社会への貢献を目指してまいります。

引き続き当社グループをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。